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種の解説

ケンポナシ

学名:Hovenia dulcis Thunb.

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 クロウメモドキ科 Rhamnaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
生息状況・危機の状況・選定理由

多くは各地の神社,寺院の境内,屋敷内,または,集落付近にあり,植栽か野生か判断しにくい。野生と思われるのは那珂川の1カ所だけである。これまで良質の材として伐採され減少するばかりである。

分類・形態

落葉高木で高さは25に達する。成木では縦向きに粗く亀裂が入る。小枝は紫褐色。葉は広卵形で縁には小さな鋸歯があり,葉先はとがる。基部より3つの葉脈が出るのが特徴。花は6~7月,枝先や上部葉腋に集散花序としてつき白色。花序の枝が秋に向けて肥厚し肉質になり食べられる。核果は先端につき径約7mmの球形で紫褐色。

分布情報 MAP
分布(県外)

北海道(奥尻島)~九州

分布(国内)

朝鮮半島,中国

生息環境
  • 低地森林
執筆者 (熊谷)
補足情報

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