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種の解説

カシワ

学名:Quercus dentata Thunb.

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 ブナ科 Fagaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
生息状況・危機の状況・選定理由

落葉高木。県内では津屋崎町渡半島付近が唯一の自生地である。生育地は海岸に近い二次林の林内や林縁で,個体数は比較的多いが,森林伐採などにより減少傾向にある。この地域には,本種とナラガシワとの雑種と推定されるホソバガシワも出現する。

分類・形態

大きなもので樹高15に達する。葉は互生し,長さ12~32cm,縁に大きな波状の鈍鋸歯がある。花は5月頃に開き,雄雌同株。果実は球形で長さ1.5~2cm,殻斗は杯状で多数の総苞片が密生して反り返る。

分布情報 MAP
分布(県外)

北海道~九州

分布(国内)

南千島,ウスリー,朝鮮半島,中国,台湾

生息環境
  • 海岸
  • 低地森林
執筆者 (須田)
補足情報

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