オトコシダ
学名：Arachniodes assamica (Kuhn) Ohwi
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| 分類群 | 維管束植物 |
|---|---|
| 科名 | オシダ科 Dryopteridaceae |
| RDB2001カテゴリー | 絶滅危惧ⅠＢ類 |
| 生息状況・危機の状況・選定理由 | 福岡市早良区，那珂川町，宮田町，筑穂町，添田町，久留米市に13カ所の標本産地があるが，福岡市早良区，那珂川町，宮田町，添田町の8カ所に現存し，総個数は130株である。ほかの5カ所は現状不明である。砂防ダムの建設，キャンプ場の整備，歩道沿いの除草で減少した所がある。 |
|---|---|
| 分類・形態 | 大形の常緑性シダ。根茎は短くない。1～2葉をつける。葉身は1～2回羽状複生。ソーラスは脈に頂生し，裂片の中肋と辺縁の中間につく。 |
| 分布情報 | MAP |
| 分布（県外） | 本州（神奈川以西）～九州 |
| 分布（国内） | 中国，インドシナ，タイ，インドほか |
| 生息環境 |
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| 執筆者 | （筒井） |
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- 常緑性｡根茎は短く横走し，やや肉質，鱗片をつける｡鱗片は卵状で鋭尖頭，長さ3～6mm，濃褐色，全縁｡葉柄は長さ20～35cm，わら色から緑色で光沢があり，鱗片が基部にわずかにつく｡葉身は長楕円状披針形，鋭尖頭，基部がもっとも幅広く、単羽状から2回羽状複生，長さ30～65cm，幅12～20cm｡羽片は7～12対がやや間隔をおいてつき，披針形，下部のもので長さ10～15cm，幅2～4cm，長いものでは20cmに達する柄があり，浅裂～深裂，または全裂，裂片の辺縁には鋸歯がまばらにつく。葉質は薄いけれどもかたい革状草質，濃緑色，ほとんど無毛｡胞子嚢群は脈に頂生して裂片の中肋と辺縁の中間につく｡包膜は円腎形，径1～1.5mm，全縁。染色体数はｎ＝82で4倍体｡
