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種の解説

ムラサキムヨウラン

学名:Lecanorchis purpurea Masam.

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 ラン科 Orchidaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
生息状況・危機の状況・選定理由
苅田町に唯一の標本産地があるが,その後は現存の再確認はされていず,現状不明である。該当標本は1976年6月の花期に採集されて,本種の命名記載者が同定したもので,信頼性が高い。
分類・形態
常緑広葉樹林下に生える無葉緑腐生植物。クロムヨウランに近似するが,茎はより繊細で,高さ15~30cm。花期は5月~7月で,花は紫色。
分布情報 MAP
分布(県外)
九州(鹿児島),沖縄
生息環境
  • 低地森林
執筆者 (筒井)
補足情報
常緑広葉樹林下にはえる。クロムヨウランに似るところから,しばしば同一種として扱われている。本種の原記載が簡単ということも理由の一つであろうが,同一種とみることは当たっていない。茎はクロムヨウランより繊細で,高さも15~30cmと小さく,また分枝する点も異なる。それに花色が,クロムヨウランの暗紫色に対し,本種は鮮やかな紫色であり,私は屋久島ではじめて見たときの美しさをいまだ忘れることができない。花期は5~7月。

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