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種の解説

クロムヨウラン

学名:Lecanorchis nigricans Honda

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 ラン科 Orchidaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
生息状況・危機の状況・選定理由

福岡市南区,大野城市の2カ所に標本産地があるが,福岡市南区の自生地は都市開発で消滅しており,大野城市はその後は再確認はされていず,現状不明である。

分類・形態

常緑広葉樹林下に生える無葉緑腐生植物。茎は細く堅く,高さ20~40 ,暗紫色。花は5~10個つき暗紫色。花期は6~7月。

分布情報 MAP
分布(県外)

本州(伊豆半島以西)~九州

生息環境
  • 低地森林
執筆者 (筒井)
補足情報

常緑広葉樹林下にはえる。茎は細くて堅く,高さ20~40cm,暗紫色。暗紫色の5~10花をつける。花はあまり開かないなどは前種によく似るが,生態的には根茎がさほど深く地中に入らず,花序もやや密集する傾向があるなどの違いが指摘できる。しかし,決定的な相違点は唇弁の状態と子房の表面突起が本種に見られない点である。花期は6~7月。

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