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種の解説

ヒゴタイ

学名:Echinops setifer Iljin

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 キク科 Compositae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
環境省カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
生息状況・危機の状況・選定理由

沖ノ島に生育していたが,1978年以降は採集記録がなく,同島から消滅したものと思われる。一方,北九州地域では,1996年に数個体が発見されるまで,採集・生育記録は皆無であった。このため,現存個体は植栽あるいは播種された個体に由来する可能性も否定できない。ただし,1960年代後半までは多数の個体が存在していたとの聞き取り調査結果もある。

分類・形態

草原に生育する多年草。高さ1に達する茎は,上部に白色の密毛が,下部には深い溝がある。長柄のある根出葉は,羽状に深裂し,縁に短刺針をつける。茎葉は無柄で,根出葉同様に羽状分裂し,裏に白色の綿毛がある。8~9月頃,藍青色の小花1個よりなる頭花が多数集合し,茎の先端に径5cmほどの球形花序をつくる。

分布情報 MAP
分布(県外)

本州(愛知,岐阜,広島)~九州

分布(国内)

朝鮮半島

生息環境
  • 草原
執筆者 (真鍋)
補足情報

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