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種の解説

エンシュウツリフネソウ

学名:Impatiens hypophylla Makino var. microhypophylla (Nakai) Hara

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 ツリフネソウ科 Balsaminaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
生息状況・危機の状況・選定理由

山地に生える一年草。県内では釈迦岳山地に見られる。自生地は標高約700~900のやや湿った林道道端や林縁である。50個体以上が群生している場所もあるが,一年草であるため,年により個体数の変動が大きい。

分類・形態

茎は高さ30~80cm,分枝する。葉は互生し,葉柄は短く,葉身は楕円形で長さ4~13cm程度。花期は8~10月で,花序は下垂して葉の下方に隠れる。果実は裂開して種子を飛ばす。基準変種ハガクレツリフネ(var. hypophylla)が,淡い紅紫色で紫色の斑点のある花をつけることに対して,本変種は花が小形で斑点がほとんどない。

分布情報 MAP
分布(県外)

本州(中部地方),九州。ハガクレツリフネの分布は本州(紀伊半島)~九州

法令などの指定状況

矢部川県立自然公園指定植物(ただし,種名はハガクレツリフネ)

生息環境
  • 山地森林
執筆者 (須田)
補足情報

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