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種の解説

ユクノキ

学名:Cladrastis sikokiana (Makino) Makino

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 マメ科 Leguminosae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
生息状況・危機の状況・選定理由

英彦山地の上部夏緑樹林帯にまれな落葉高木で,単生のものと大小数本の幹が株立ちになっているものとがある。確認した最大の木は胸高直径46cm,高さ約20であった。もともと希少で,森林の伐採により減少した。日本固有種の一つである。

分類・形態

樹木が密生していない所では下部より,よく枝を分けて広がる。冬芽や若い茎には茶褐色の毛がある。葉は羽状複葉で,8~13枚の小葉があり,多くは互生して長楕円形。裏面は粉白色。花は7月に咲いて白色,複総状花序につく。豆果は広線形で長さ6~9cm,幅7~9mm。秋はほかの樹種より早く黄葉する。

分布情報 MAP
分布(県外)

本州(関東地方西部および富山以西,ただし神奈川と伊豆半島を除く),四国,九州(熊本以北)

生息環境
  • 山地森林
執筆者 (熊谷)
補足情報

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