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種の解説

アゼオトギリ

学名:Hypericum oliganthum Franch. et Savat.

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 オトギリソウ科 Guttiferae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
環境省カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
生息状況・危機の状況・選定理由
1950年代初頭には普通に見られた植物である。1970年代中頃にはごくまれな植物となり,近年は1カ所で生育が確認されているだけとなった。当該地でも,極めて少数の個体しか生育していない。農薬投与などによる主要な生育地(田畑の畦)の環境変化に加え,遷移の進行や開発などによる生育適地の減少が,個体数の減少をもたらした主要因であると思われる。
分類・形態
草原や休耕田,田畑の畦など,日当たりがよく,比較的湿った場所を好む多年草。7~8月に7~8mmの黄色い花弁を持つ花が開花する。叢生する茎は,主に匍匐または斜上するため,立ち上がっても40cm程度にしか達しない。このような生育形態をとるため,光を巡る高茎草本などとの競争には弱いものと思われる。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州(関東以西)~九州
分布(国内)
朝鮮半島南部
生息環境
  • 水田・水路
執筆者 (真鍋)
補足情報

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