ハナカズラ
学名:Aconitum japonovolubile TamuraMyしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 維管束植物 |
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科名 | キンポウゲ科 Ranunculaceae |
RDB2001カテゴリー | 絶滅危惧ⅠA類 |
環境省カテゴリー | 絶滅危惧ⅠB類 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 岡垣町に唯一の自生地があり,常緑林縁の近接した場所に6株が現存し,囲いの中で保護されている。1930年代にはこの山地の山麓の各所に群落を作っていたというが,現在は6株が残存しているにすぎない。減少の要因は園芸用の採取と自生地周辺の常緑樹の生長による日照不足と推定される。日本の北限である。 |
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分類・形態 | トリカブト属の一種であるが,茎はよく分岐し,上部はつる状になる。茎葉は三全裂し,小葉には柄がある。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 九州(熊本,大分,宮崎,鹿児島) |
分布(国内) | 朝鮮半島南部 |
生息環境 |
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執筆者 | (筒井) |
- 藪や竹林の縁に生じる。茎はよく分枝し,上部はつる状となってからみつき,長さ70~150cm,下部を除いて曲がった毛がある。中部の茎葉は長さ6.5~14cm,幅7~13cmで,3全裂し,小葉には小葉柄がある。側小葉は2深裂する。裂片は浅裂状に欠刻し,欠刻片は卵状長楕円形~披針状長楕円形で先はとがり,両面脈上に曲がった毛があるか,または無毛。葉柄はふつう曲がった毛があるか,ときに毛のないものも,または開出毛があるものもある。花序は散房状,または総状散房状。花柄は長さ1.5~6cm,曲がった毛がある。花は9~10月に咲き,長さ32~45mm,外面にはふつう曲がった毛がある。おしべは無毛。おしべはふつう5個,毛がなく,袋果になっても広がらず,ほとんど平行になる。