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種の解説

コウライブシ

学名:Aconitum jaluense Kom.

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 キンポウゲ科 Ranunculaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
環境省カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
生息状況・危機の状況・選定理由
大島村と古処山の2カ所の標本が採集されたという記録があるのみで,誰も再採集,再確認はしていず,現状は全く不明である。『福岡県植物目録』(1952)には本種は記録されていず,未知の植物であった。全国的にも絶滅した可能性もあるという。
分類・形態
タンナトリカブトに類似するが,葉は三全裂して厚く光沢があり,花柄には開出毛があるという。別名,ミツバトリカブトという。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州(三重,大阪),九州(佐賀,大分)
分布(国内)
朝鮮半島,中国,東シベリア
生息環境
  • 山地森林
執筆者 (筒井)
補足情報
林縁に生える多年草。茎は斜上して長さ40~90cm。葉は円心形で長さ10~15cm,3全裂して裂片の基部は小葉柄状に細まる。花期は10~11月。花は青紫色で長さ3~4cm,花柄には開出する毛がある。三重,大阪,島根,香川,福岡,佐賀,大分の各県で報告されているが,昭和43年に佐賀県東松浦郡で採集されたのを最後に標本資料が途絶えており,絶滅寸前の状況にあるものと推定される。

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