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種の解説

ヒロハマツナ

学名:Suaeda malacosperma Hara

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 アカザ科 Chenopodiaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由
北九州市小倉南区,大川市,柳川市,大牟田市,苅田町に7カ所の標本産地があったが,現存するのは大川市,柳川市の2カ所だけで,個体数は100株以内である。本県では干潟の泥土にも自生していたが,海岸埋立や河川改修で消滅している。現存自生地は河川敷の護岸沿いの凹地で,改修の対象になる懸念がある。
分類・形態
塩生湿地に生える一年草。葉は倒披針形でやや幅広く,種子に光沢がないなどの特徴で,近縁のシチメンソウやハママツナと区別される。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州(愛知以西),九州
生息環境
  • 河口・干潟
執筆者 (筒井)
補足情報
海岸にはえる1年草。ハママツナに似ているが,高さ10~30cmで,葉は広く,長楕円形~広線形,平らで、長さ約3.5cmになり,幅は2.5~4mm。花期は10~11月。萼は肉質で,5深裂し,裂片の背部は多少ふくらむ。胞果は扁球形,径2~2.5mm。種子は白色で,光沢なく,径約1.5mm。

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