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種の解説

トゲヤマイヌワラビ

学名:Athyrium spinescens Kurata

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 イワデンダ科 Woodsiaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
生息状況・危機の状況・選定理由
福岡市早良区の山地に自生地が1カ所あり,谷の源流部の陰湿な落葉林内に小株が点在するが,現存するのは10株以内である。1966年当時は今より発育のよい株が30株ほど点在していた。個体数が減少し,株の大きさが小形化している原因は不明である。この自生地が基準標本産地である。日本の固有種。
分類・形態
ヤマイヌワラビとホソバイヌワラビの中間形態を示す夏緑性のシダ。羽軸や小羽片の中肋上にも明らかな刺状突起がある。鱗片は黒褐色。
分布情報 MAP
分布(県外)
九州(佐賀)
生息環境
  • 山地森林
執筆者 (筒井)
補足情報
ヤマイヌワラビとホソバイヌワラビの中間の性質をもつとされる。ヤマイヌワラビより小型で,葉質はやわらかく,羽片の柄が長く,小羽軸表面に短い刺を多数つける。

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