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種の解説

サカバサトメシダ

学名:Athyrium palustre Serizawa

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 イワデンダ科 Woodsiaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
環境省カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
生息状況・危機の状況・選定理由

福岡市早良区,那珂川町に3カ所の標本産地があるが,那珂川町の山地に自生地が1カ所あり,小流沿いの湿地に8株現存するだけである。ほかの2カ所では再確認はされていず,現状不明である。現存自生地では1970年代までは500株程度見られたが,小流沿いに林道が開設されたためにほとんどが消滅した。日本の固有種。

分類・形態

サカバイヌワラビに類似するが,葉は50以上の長さになり,小羽片が全裂する。葉柄・葉軸は帯紅色である。

分布情報 MAP
分布(県外)

四国(高知),九州

生息環境
  • 山地森林
執筆者 (筒井)
補足情報

夏緑性。サカバイヌワラビに似るが,鱗片は幅広く1.5mmに達し,葉はやわらかく,葉軸は下向きに分岐する。葉身は長さ1に達し,小羽片は独立する。サトメシダにも似ているが,羽片が下向きにつくこと,やわらかい葉質,紫色をおびた軸などで異なる。

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