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種の解説

サキモリイヌワラビ

学名:Athyrium oblitescens Kurata

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 イワデンダ科 Woodsiaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
生息状況・危機の状況・選定理由
那珂川町,志摩町,北九州市八幡東区に3カ所の標本産地があり,那珂川町の渓流沿いおよびスギ林内に幼株も含めて12株現存するが,志摩町,北九州市八幡東区では再確認はされていず,現状不明である。本県ではもともと自生地も個体数も少数で,分布の南限域に含まれる。日本の固有種。
分類・形態
タニイヌワラビに類似するが,羽片には短い柄がある。葉質はやや厚くてやわらかい。耐寒性に乏しく半常緑的である。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州(山形以西)~九州(長崎)
生息環境
  • 山地森林
  • 低地森林
執筆者 (筒井)
補足情報
常緑性。タニイヌワラビに似ているが,葉身はやや草質でやわらかく,やや厚みがあり,羽片には長さ2~3mmの柄がある。染色体数はn=80の4倍体。山地の林下に生じる。固有種。

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