ミクリガヤ
学名：Rhynchospora malasica C.B.Clarke
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| 分類群 | 維管束植物 |
|---|---|
| 科名 | カヤツリグサ科 Cyperaceae |
| RDB2001カテゴリー | 絶滅 |
| 環境省カテゴリー | 絶滅危惧ⅠＢ類 |
| 生息状況・危機の状況・選定理由 | 福岡市城南区油山付近，春日市，広川町藤田・下広川，久留米市湯納楚の5カ所が，標本産地であるが，全てが1939年以前に採集されており，その後は誰も再確認はしていず，新産地の追加もない。本県では絶滅したものと推測される。その原因は開発による生育環境の消失と考えられる。 |
|---|---|
| 分類・形態 | 稈は多くは単生し，高さ50～90，中央より上部にやや密に葉をつける。径1.5ほどの頭状花序は無柄で，長い葉状苞がある。 |
| 分布情報 | MAP |
| 分布（県外） | 本州（静岡以西），九州，沖縄 |
| 分布（国内） | 中国，台湾，インド，インドネシアほか |
| 生息環境 |
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| 執筆者 | （筒井） |
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湿地にはえ，短い匐枝がある。また花序のつかない茎もやや伸びる。茎は高さ40～100cm，やや太く，中部に多数の葉がつく。葉は幅5～8mm，頭状花序は2～5個つき，球状で，茎の上部の葉腋（苞の腋）につき，径1.5cm位，小穂は長さ6～7mm，淡赤わら色。果は長さ約2mm，平滑，刺針は6個，平滑，長さは果の2倍位。本州（東海地方，近畿南部，中国地方），九州，琉球，台湾，マレー半島，インドネシアに分布する。和名は実栗茅でその頭状花序をミクリのそれに見立てたもの。
