福岡県レッドデータブック

文字サイズ
画像:文字サイズ小
画像:文字サイズ中
画像:文字サイズ大
検索

種の解説

チャボイ

学名:Eleocharis parvula (Roem. et Schult.) Link

しおりを挿む

Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。

RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 カヤツリグサ科 Cyperaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由
福岡市西区今津が,唯一の標本産地で1934年と1936年の2回採集されただけである。具体的な場所も不明で,その後は誰も再確認していないので,絶滅したものと推測される。今津湾とその周辺は護岸工事や埋立で自然環境が大幅に減少しているので,それらの行為によって自生地が失われたのであろう。
分類・形態
海岸の塩生湿地や海岸近くの水田にも生える小形のハリイ属の一種。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州(青森以南)~九州
分布(国内)
ヨーロッパ,シベリア,北アフリカ,北アメリカほか
生息環境
  • 河口・干潟
執筆者 (筒井)
補足情報
マツバイなどに似ているが,海水の出入りする塩田などにはえ,茎は高さ3~5cm,やや太くてやわらかく,秋に匐枝の先に小塊茎を生じて越冬する。小穂は卵形または長楕円形で長さ約3mm,淡緑色,やや扁平で少数花をつける。果は倒卵形で,長さ1mm弱,淡いわら色で平滑。

2011版データを見る

Copyright © Fukuoka Prefecture All right reserved.