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種の解説

ミスミイ

学名:Eleocharis fistulosa (Roir.) Link

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 カヤツリグサ科 Cyperaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅
環境省カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
生息状況・危機の状況・選定理由
福岡市南区野間,春日市春日原,北九州市小倉南区,新吉富村の4カ所が標本産地であるが,2カ所では60年以上再確認はされていない。近年発見された2カ所では消滅しているので,本県では絶滅と推測される。その2カ所ではため池の管理放棄によるほかの植物の侵入や水位の上昇が,消滅の原因と考えられる。
分類・形態
池の水辺に生える多年草。地下茎は長くはう。同属のクログワイに類似しているが,稈は鋭三稜形で内部には横膜がないので異なる。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州(愛知以西)~沖縄
分布(国内)
中国,台湾,インドその他の熱帯
生息環境
  • 湿原・池
執筆者 (筒井)
補足情報
クログワイにすこし似ているが,茎はわずか細くて,鋭3稜形をなし,内部に横膜がないので,節があるように所々が高まることはなく,平滑で,果は表面の細胞が横長の楕円に規則正しく並んでいるので縦の条線がつく。茎は高さ40~80cm。和名は三隅藺で,茎に3稜があることに由来する。

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