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種の解説

ミツガシワ

学名:Menyanthes trifoliata L.

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 ミツガシワ科 Menyanthaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅
生息状況・危機の状況・選定理由
『福岡県植物目録』(1952)に「丘陵湿地,稀,春日(白水池-老司池〔鷹野〕)」と記載されたのが,唯一の記録である。鷹野周道氏の採集標本に基づき記録されたものであるが,産地の具体的な場所は不明であり,その後,現在の春日市内では誰も再確認はしていないので,現存する可能性はなく,絶滅と推定される。九州では産地は少なく,遺存植物とされている。
分類・形態
水辺あるいは水中に生える多年草で,地下茎は太くて横にはう。
分布情報 MAP
分布(県外)
北海道,本州,九州
分布(国内)
千島,サハリンその他の北半球
生息環境
  • 湿原・池
執筆者 (筒井)
補足情報
小葉は卵状楕円形または菱状楕円形で長さ4~8cm,幅2~5cm,先は鈍く,縁に鈍歯があるか,やや全縁,厚質である。花は4~8月,花茎は高さ20~40cm。花冠は径10~15mm,裂片は3角状卵形で内面に毛がある。蒴果は球形で径5~7mm,2裂する。種子は円形でやや扁平,径2~3mmあって黄赤色で,光沢がある。北海道・本州・九州,千島・樺太その他北半球に分布する。和名は三槲で,3個の小葉がカシの葉に似ているため。ふつうは高地の湿原や沼にはえるが,低地にも残存植物として所々に産する。

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