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種の解説

ヒメビシ

学名:Trapa incisa Sieb. et Zucc.

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 ヒシ科 Trapaceae
RDB2001カテゴリー 絶滅
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由
1983~1989年まで,若松半島西部で,主に農業用水路の3カ所にほかの水草にまじって生育していた。水路の改修,暗渠化,造成工事などの際に消滅したと考えられる。近年本種は極めてまれな種になっている。一年草なので,花期前の刈り取りや果実充実前の乾燥で消滅する。生育地の改修に際しては,移植や種子採集など保全の配慮が必要である。
分類・形態
浮葉性の一年草。浮葉や花は他種に比べ小形。葉は小さく縦長で粗い鋸歯がめだつ。葉や葉柄はほとんど無毛。花期は7~9月。薄桃色を帯びた白い花。果実はごく小さく4刺あって,変異が小さい。
分布情報 MAP
分布(県外)
本州~九州
分布(国内)
東アジア
生息環境
  • 湿原・池
  • 水田・水路
執筆者 (大野)
補足情報

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