国や県がそれぞれレッドデータブックを作っているのはなぜ?
対象とする範囲(はんい)がちがうと、レッドデータブックに載(の)る種類が変わるからです。
国のレッドデータブックは、日本全国で数が少なくなってしまった生き物が載っていますので、福岡県では絶滅(ぜつめつ)しそうな生き物でも、他の多くの県にたくさんいる場合は、国のレッドデータブックには載りません。だから、福岡県にすむたくさんの種類の生き物が、福岡県の中から消えてしまいそうかどうかは、みんなにはわかりません。
そこで、地域(ちいき)の生き物を守るために、各都道府県がそれぞれの地域のレッドデータブックを作成しています。