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種の解説

ヒオドシチョウ

学名:Nymphalis xanthomelaena (Denis & Schiffermuller)

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RDB2001概説

分類群 昆虫類
目名 チョウ目
科名 タテハチョウ科 Nymphalidae
RDB2001カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由
すでに1890年に英彦山で採集された記録があり,1930~70年代には県内各地に普通に見られた。しかし,1980年代後半から都市部を中心に報告が急減した。本種の衰亡の原因として,成虫の主な食餌となるクヌギ類の樹液や腐果が減少したことが考えられる。
分類・形態
前翅長は30mm(雄)~33mm(雌)。
分布情報 MAP
分布(県外)
北海道~九州
分布(国内)
ヨーロッパ東部から中央アジア,ヒマラヤ,中国,ロシア極東地域,朝鮮半島,台湾。
生活史・生態・生息地
幼虫の食樹はニレ科のエノキが普通。年1化性で,5月下旬~6月中旬に羽化するが,その後,1~2週間活動してすぐ夏眠から越冬に入る。本来の生息地は,平地~山地の落葉広葉樹林であるが,食樹のある里山,都市の住宅地にも発生する。
生息環境
  • 低地森林
  • 山地森林
執筆者 (矢田)
補足情報

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