福岡県レッドデータブック

文字サイズ
画像:文字サイズ小
画像:文字サイズ中
画像:文字サイズ大
検索

種の解説

フサザクラ

学名:Euptelea polyandra Sieb. et Zucc.

しおりを挿む

Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。

RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 フサザクラ科 Eupteleaceae
RDB2001カテゴリー 情報不足
分類・形態

落葉高木で,高さは3~5がふつうだが,20に達するものもある。樹皮は褐色で,横長の皮目が目だつ。枝は赤褐色。葉は長枝には互生し,短枝では節間が短縮するので,先の方が叢生するようになる。葉身は広卵形ないし扁円形,基部は円形ないし切形,尾状鋭尖頭,長さ,幅ともに6~12cm,ふぞろいのあらい鋸歯があり,脈は羽状で,7~8対の明瞭な側脈がある。葉柄は長さ3~7cm。花は3~5月,短枝に5~12個が束生し,葉の展開に先立って開き,小型で暗赤色,ふつう両性であるが,単性になることもある。小花柄は長さ約5mm。萼や花弁はない。雄蕊は数本ないし十数本あって垂れ下がり,葯は線形,暗赤色で,長さ6~7mm,葯隔が突出する。翼果はゆがんだ倒卵形で,長い柄があって垂れ下がり,柄を除いて長さ5~7mm,黄褐色に熟す。2n=28

分布(県外)

本州,四国,九州の温帯より暖帯上部に分布

執筆者 田村道夫
補足情報

2011版データを見る

Copyright © Fukuoka Prefecture All right reserved.