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種の解説

ハマハナヤスリ

学名:Ophioglossum thermale Komarov

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RDB2001概説

分類群 維管束植物
科名 ハナヤスリ科 Ophioglossaceae
RDB2001カテゴリー 情報不足
分類・形態

日当たりのよい砂地や草地に4~10月に生じる小型の夏緑性草本。根茎は細く,短く,1~数枚の葉を叢生する。葉は高さ(5~)7~20(~25)cm,担葉体は長さ2~12cm,栄養葉は小さく,長さ0.7~5(~12)cm,幅0.3~2cm,線形から卵形まで変異が大きく,鋭頭から円頭,無柄または短い柄があり,葉の基部はしだいに狭くなって胞子葉の柄と合体する。葉脈には二次脈が発生せず,葉質は紙質。胞子葉は長さ6~9(~18)cm,胞子嚢穂は長さ4cmに達するものもある。胞子表面は見かけ上ほとんど平滑。染色体数はn=240,480で,4倍体,8倍体。

分布(県外)

北海道~琉球

海岸の湿った砂地から川原や草原などに生育し,内陸には少ない。

分布(国内)

シベリアから中国,台湾の東南アジアとミクロネシア

執筆者 岩槻邦男
補足情報

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