福岡県レッドデータブック

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表4 IUCNレッドリストカテゴリーと基準*

カテゴリー Category 基準の概要
絶滅(EX) Extinct 疑いなく最後の1個体が死亡した場合,その分類群は「絶滅」である。既知の,あるいは期待される生息環境において,適切な時期に(時間帯,季節,年),かつての分布域全域にわたって徹底して行われた調査にもかかわらず,1個体も発見できなかった場合。
野生絶滅(EW) Extinct in the Wild 栽培,飼育状態で,あるいは過去の分布域の明らかに外側で野生化した状態でのみ生存している分類群は「野生絶滅」である。既知の,あるいは期待される生息環境において,適切な時期(時間帯,季節,年)に,かつての分布域全域にわたって徹底して行われた調査にもかかわらず,1個体も発見できなかった場合。
深刻な危機(CR) Critically Endangered 最善の利用できる証拠が「深刻な危機」の基準(A-E)**のどれかに合致することを示しており,それゆえ野生で極度に高い絶滅のリスクに直面していると考えられる場合。
危機(EN) Endangered 最善の利用できる証拠が「危機」の基準(A-E)**のどれかに合致することを示しており,それゆえ野生で非常に高い絶滅のリスクに直面していると考えられる場合。
危急(VU) Vulnerable 最善の利用できる証拠が「危急」の基準(A-E)**のどれかに合致することを示しており,それゆえ野生で高い絶滅のリスクに直面していると考えられる場合。
準絶滅危惧(NT) Near Threatened 基準に照らして評価したが,「深刻な危機」,「危機」,「危急」のいずれの要件も現段階では満たしていないが,近い将来,これらの絶滅危惧のカテゴリーに合致する,あるいはするらしいと考えられる場合。
低懸念(LC) Least Concern 基準に照らして評価したが,「深刻な危機」,「危機」,「危急」,「準絶滅危惧」のいずれの要件も満たしていない場合。分布が広いものや,個体数の多いものはこのカテゴリーに含まれる。
データ不足(DD) Data Deficient 十分な情報がないため,分布状況や個体群の状況にもとづいて絶滅のリスクを直接的にも間接的にも評価できないもの。
未評価(NE) Not Evaluated 現行の基準に照らして評価が行われたことのないもの。
  • *IUCN Red List Categories and Criteria, Version 3.1, Second edition.(日本語訳:IUCNレッドリストカテゴリーと基準 3.1 版 改訂2版.
    https://www.iucnredlist.org/ja/resources/categories-and-criteriaをもとに作成。
  • **上記文献に記載されているが,項目数が多いので本表では省略した。

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